あなたの睡眠時間は長い?短い?
「睡眠不足」「睡眠不足」って良く言われるけど、そもそも睡眠時間はどれくらい必要なんでしょうか?
今までの認識だと「8時間ぐらいかな…」って決めつけていたけれど…どうなんでしょう…
睡眠時間の平均的なデーターが無いと、睡眠不足なのかどうか?もしくは自分の睡眠時間が長いのか?短いのか?判断できないと思います。
実は、長年、睡眠時間について調査している機関があるのをご存じでしょうか?
睡眠時間についての調査結果に基づいて睡眠時間の実態を睡眠検定1級である、私、そうきちに解説させていただけますでしょうか?
この記事は読み終える時間は5分程度。この記事を読むことで一般的な睡眠時間がどうなのか?睡眠時間の実態について知ることができます!
また、読者のみなさんご自身の睡眠時間が足りているのか?それとも足りていないのか?も把握する事ができると思います。
睡眠時間の調査
先ほども言いましたが、睡眠時間を長年調査している機関があります。それは…
- 1つは総務省で行われている「社会生活基本調査」
- もう1つはNHKで行われている「国民生活時間調査」
全国の世帯から8万3千世帯。10歳以上で20万人を対象とされている大規模な調査となっています。
2020年の睡眠時間の状況は?
2020年時点での調査結果(NHK調査)では
- 国民全体の平均睡眠時間は7時間12分
- 男性で7時間20分
- 女性で7時間6分
女性の方が男性の睡眠時間よりも14分短くなっています。
また年代別で視てみると…
- 男性 40代⇒6時間58分 50代⇒6時間54分
- 女性 40代⇒6時間53分 50代⇒6時間36分
と男女ともども7時間を割り込んでいます。
2011年の睡眠時間の状況は?
少し遡って2011年時点での調査結果を視てみると…
- 日本全体の平均睡眠時間は7時間42分
- 男性の睡眠時間⇒7時間49分
- 女性の睡眠時間⇒7時間36分
- 曜日別の睡眠時間 平日⇒7時間31分 土曜⇒8時間2分 日曜⇒8時間16分
週末の睡眠時間の方が平日の睡眠時間よりも45分長くなっています。
昔の睡眠時間は?
さらに遡って1960年の調査結果との比較では、当時よりも今の睡眠時間の方が約60分少なくなっています。
夜10時に寝る習慣についても1960年には全体の70%は夜10時には眠りに付いていたのに、今は約24%までに落ち込んでいます。夜更かし人口が増えている結果です。
睡眠時間の調査結果は回を重ねるごとに少しづつ減っていっています。
日本と外国との睡眠時間の比較
では、日本と外国との睡眠時間の比較はどうなのでしょうか?
2002年に日本を含む10か国を対象に睡眠時間と昼寝習慣の調査が実施されています。
参加国は以下の通り。 オーストリア・ベルギー・ブラジル・中国・ドイツ・ポルトガル・スロバキア・南アフリカ・スペイン・日本の全10か国になります。
この中では日本人の睡眠時間が最も短くて、昼寝習慣の割合が小さいのも日本という調査結果がでています。
睡眠時間と病気の関係
睡眠時間と病気の関係性がわかるデーターも出されています。
睡眠時間が短いと発病率が高くなるんだろうな…と何となく察しはつくと思います。
実は睡眠時間が長すぎても発病率は高まるそうです。
病気の種類によって少々の違いはあるものの、概ね、睡眠時間が7時間半前後が病気の発生リスクが少なく、それよりも睡眠時間が短くても長くてもリスクが高まることがわかっています!
まとめ
今回の記事のまとめになります。
- 日本人の睡眠時間は年々短くなってきている。2020年時点で平均の睡眠時間は7時間12分
- 40代50代は男女ともに睡眠時間が短く、7時間台を割り込んでいて6時間台。
- 諸外国との比較でも日本の睡眠時間は短いというデーターがある。
- 睡眠時間と病気との関係では長すぎても短すぎても良くない。丁度良い時間がある。
みなさんの睡眠時間は平均と比べていかがでしょうか?睡眠時間を見直してみてはどうでしょうか?
睡眠検定ハンドブック この本を参考にしました!
「睡眠検定ハンドブック」
この記事を書く上で大いに参考にさせていただきました。専門的な言い回しも多く、理解するのに時間はかかりましたけど、この本のお陰で睡眠検定1級に合格することができました。
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