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生体リズムと事故
産業事故の原因は不注意や集中力低下、意識が低いなど、
事故を発生させた人の問題にされがちです…。
しかし、産業事故の発生は生体リズムと深くしていることが本当の原因です。
生体リズムとは、睡眠・覚醒リズム(目覚めるリズム)・体温リズムが当てはまります。
いずれにしても「眠気」が襲ってくるリズムに強い影響を及ぼします。
眠気は1日2回。強い眠気と弱い眠気が交互に約12時間周期で起こります。
襲ってくる眠気の内、1回目は午前3時~5時ごろ。
2回目は昼食後の1時~3時ごろです。
過去の代表的な産業事故として
1979年 アメリカ合衆国東北部ペンシニア州、スノーマイル島原発事故は午前4時に発生。
1986年 チェルノブイリ原発事故は夜中1時23分に発生。
アラスカ沖でのエクソン石油を積んだオイルタンカーの座礁は夜中の0時4分に発生。
インドのボパール化学工場の大爆発は午前0時15分に発生。
いずれも現場の責任者や技術者の睡眠不足が原因で
とても疲れていて
眠気が強くなった時間帯に起きた事故だと言われています。
過去30年の研究結果として、産業事故が起きる最もキケンな時間帯は午前4時!
逆に最も低い=集中力が発揮される時間帯は午前8時~11時で
事故発生率は平均よりも20%~25%低いそうです。
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