ノンレム睡眠とレム睡眠の違いは睡眠の深さだけ?
睡眠って聞くと、「ノンレム睡眠」と「レム睡眠」が思いつく事が多いと思います。
そもそも「ノンレム睡眠」と「レム睡眠」の違いって「睡眠の深さ」の違いだけでしょ!って思っていませんか?
実は「ノンレム睡眠」と「レム睡眠」は「睡眠の深さ」以外にもあります。
ノンレム睡眠とレム睡眠の違いとは?いったい何なのか?
睡眠検定1級である私、そうきちに解説させていただけませんでしょうか。
出来るだけ、わかりやすく説明させていただきたいと思います。
この記事は約5分で読み終えることができますので、よろしくお願いします。
ノンレム睡眠とレム睡眠の違い
ノンレム睡眠とレム睡眠の違いについては
以前、別の記事にて「脳波」からのアプローチで書いています。こちらの記事も読んでいただけると嬉しいです!
この記事ではノンレム睡眠とレム睡眠の働きについて解説させていただきたいと思います。
レム睡眠は体は寝ている時に脳が起きている状態であることから「浅い眠り」がレム睡眠。
レム睡眠に対し、「深い眠り」がノンレム睡眠と世の中的に認識されているかと思いますが、
- 浅い眠り⇒レム睡眠
- 深い眠り⇒ノンレム睡眠
のようにレム睡眠とノンレム睡眠の違いは「浅い眠り」と「深い眠り」の違いだけだと定義づけすることはできません。
レム睡眠とノンレム睡眠は睡眠の質的にも大きな違いがあります。
レム睡眠
レム睡眠の時の「脳」は起きている時と同じくらいか、もしくはそれ以上に活動しています。全身の運動に関わる神経系は完全に遮断されていて、筋肉は完全に緩んだ状態で、聴覚や資格といった感覚系も遮断されています。
レム睡眠の効果は人間特有の働きもあります。人間ならではのレム睡眠の働きについての記事はコチラも読んでいただくと嬉しいです。
ノンレム睡眠
ノンレム睡眠の時の「脳」は休息モードに入ります。
活動は停止。エネルギー消費量も1日の内で最も少ないです。でも、運動系や感覚系が遮断されているわけではなく、寝返りなどの運動や大きな音がしたり、急に明るくなったりした時には目を覚ますなど反応することができます。
レム睡眠とノンレム睡眠、それぞれの眠りの状態において。脳と体は全く違う状態に置かれています。
ノンレム睡眠からスタート。その後レム睡眠へ…
眠りはノンレム睡眠からスタートします。一気に深い眠りに入り、少しづつ眠りが浅くなり、眠りは1時間半経過するとレム睡眠に移っていきます。
「ノンレム睡眠からのレム睡眠」サイクルを80分~100分を1回転として、合計4~6回転繰り返します。
1回転目の「ノンレム睡眠⇒レム睡眠」はノンレム睡眠の割合が大きく、レム睡眠の割合はとても少なく、時間にして10分足らず…
「ノンレム睡眠⇒レム睡眠」サイクルの回転数を重ねるごとにノンレム睡眠の割合が少なく、レム睡眠の割合が大きくなっていき、目覚めに近づいていきます。
ノンレム睡眠とレム睡眠は年齢によっても違う
ノンレム睡眠とレム睡眠は年齢によっても違います。
赤ちゃんは1日中寝ています。それはノンレム睡眠もレム睡眠も両方たくさん必要だから、その分、睡眠時間も長くなります。赤ちゃんはノンレム睡眠の割合がとても高く、これは脳の発育の為です。
ノンレム睡眠は生後間もない頃は高く、年齢とともに低くなってきます。
【年代別のノンレム睡眠とレム睡眠の割合】

※単位%

この本を参考にしました!
「睡眠検定ハンドブック」
この本を参考に記事を書きました!この本のお陰で睡眠検定1級に受かる事ができました!
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