平均の睡眠時間6~8時間。人生の3分の1は睡眠で占めています。
残りの3分の2の部分、つまり活動時間の中では食べ物・洋服・車などなど、こだわりを持っている人が多いのに、睡眠に対しては少なく感じます。
睡眠は大事だとわかっているのに、なぜか、睡眠についてはこだわりはあまりないようです。
1日の3分の1はベッドや布団の上で過ごしているわけですから睡眠グッズにもこだわってみて、質の良い睡眠で目覚めの良い朝を迎えませんか?
今回は睡眠グッズの中で欠かせない「マットレス」について紹介します。
記事を読んでくださっているみなさんはマットレスにこだわりは持っていますか?
でも、マットレスを変えるだけで毎晩、ぐっすりと眠ることができるのなら、マットレスもこだわる価値があるとおもいませんか?
マットレスをどのように選べば良いのかいろいろ調べてみました。
マットレスの市場状況は?
全世界中で「睡眠」にかかわる市場規模としては43兆2000億円あり、そのうち日本では1兆3000億円あると言われています。
「睡眠」関連の市場規模は年々拡大を続けており、2024年には58兆5000円まで到達すると予測されています。
日本の市場規模は1兆3000億円もあるのに、フィリップ社の調査(2020年)によると、日本の睡眠満足度は先進国の中でも最下位クラスという結果になっており、
日本はお金を使っている割には満足な睡眠ができていない。睡眠問題が浮き彫りとなっています。
忙しい日本人にとって、自分に合ったマットレスに出会うことはとても大事なことです…
日本のマットレス市場は?
日本のマットレス販売数は年間約400万枚売れています。
主要メーカーは高級ホテルと言えば「SIMMONS」、”お値段以上”「ニトリ」、「無印良品」、「airweave」、「フランスベッド」、「Sealy」
ここ数年はずっと変わらないままの状況で、製品も大きな変化ありません。
また、上記メーカーのほとんどは店舗型。当然ながら、店頭販売スタイルがメインとなっており、ネット通販への対応は中々進んできませんでした。
ただ、ここ近年、新規メーカーの参入や技術の進歩により、ネット販売も目立つようになってきました。
顧客にとっても選べるようになってきました。
マットレスの種類
良いマットレスを選ぶと言ってもどんなものがあって、どう選べばよいかわからないと思います。
どんなものがあるのか紹介しましょう!
まず、マットレスには「バネ」でできているものと「バネでないもの」があります。
ボンネルコイルとポケットコイル
「バネ」でできているものは代表的に2種類あります。
1つがボンネルコイルでもう1つがポケットコイルです。
大きな一つのバネで支えているのが「ボンネルコイル」
小さな沢山のバネで支えているのが「ポケットコイル」です。
ボンネルコイルとポケットコイル比較表

ボンネルコイル
良い点は価格です。全体的に安く買うことができます。
また、ボンネルコイルは一つのバネなので、どこかが揺れるとベット全体が揺れてしまいます。
ボンネルコイルはバネの塊(かたまり)でがっちりした作りとなっているので硬く感じます。


ポケットコイル
ポケットコイルは一つ一つの小さなバネが沢山敷き詰められているタイプです。
良い点は横揺れが少ないこと。沢山のバネで支えられているので、衝撃が全体に広がりません。そして、体にかかる圧が分散してくれます。
体全体を包み込むようなフィット感があります。
悪い点は通気性が少し悪いことです。


低反発ウレタンと高反発ウレタン
次に「バネでない」マットレスについてですが、ウレタン製のものがあります。
ウレタンにも2種類あります。低反発ウレタンと高反発ウレタンです。
低反発ウレタンと高反発ウレタン比較表

低反発ウレタン

低反発ウレタンはゆっくり沈み、優しく包みこんでくれるやつです。
良い点は優しく包みこんでくれるので、1か所に体重がかからないこと。
悪い点は通気性があまり良くないこと。
また、柔らかくて体を沈むので、腰に負担がかかることと、寝返りができなくなることがあります。
高反発ウレタン

高反発ウレタンは適度な硬さで沈み込みすぎないウレタン素材です。
良い点は適度に硬いので1か所に体重がかからないので、自然に寝る姿勢が保てます。寝返りもうちやすいです。
悪い点は通気性が悪いこと。低反発も高反発もウレタン素材は通気性が悪いです。夏は特に熱く感じることがあります。
ファイバーとラテックス
次の素材は「ファイバー」と「ラテックス素材」です。
ラテックスとファイバー比較表

ファイバー
ファイバー素材は見た目は乾燥したヘチマのような素材です。通気性は抜群に良いです。
通気性が良すぎるので、冬は寒く感じるかもしれません。
ラテックス
ラテックスは天然ゴムの樹液で作られています。
低反発ウレタンと高反発ウレタンのちょうど真ん中ぐらいの硬さです。
素材はゴムなので、通気性は全くありません。
正しいマットレス位置は?
ここでの話はバネタイプではないマットレスについてになります。
マットレスの位置ですが、「上が敷布団で下がマットレス」パターンと「下が敷布団で上がマットレス」のどちらかだと思いますが、
基本的には「上がマットレス・下が敷布団」がいいです。
- マットレスの位置が上で敷布団の位置が下⇒おすすめ
- マットレスの位置が下で敷布団の位置が上⇒おすすめしません…
なぜなら、マットレスが上にあることで、マットレスの良さ・醍醐味を存分に味わえるからです。
マットレスが下で敷布団が上だと、マットレスの効果が薄まってしまいます。


マットレスの種類まとめ
以上が主なマットレスの種類です。
- ボンネルコイル
- ポケットコイル
- 低反発ウレタン
- 高反発ウレタン
- ファイバー
- ラテックス
以上6種類になります。気に入った種類はありましたか?
ご自分にあったマットレスで深~~~~い眠りを味わいましょう!
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